ミライ企業プロジェクト代表 山中昌幸
若者が胸を張って未来を創る地域企業に入り、その企業と共に地域発展などの理念実現に向かって挑戦していく――。そんな社会を実現するために、私たちにできることはなんでしょうか。
私たちのミッションは、従来の企業の規模の大、中小といった画一的な大企業志向の価値観ではなく、経営理念を実現することを通して未来を創る地域企業に目を向け「共にミライを創る」価値観を若者に拡げ、若者の「働く」価値観を変えていくことです。そしてそのために未来を創る地域企業を「ミライ企業」とブランディングし、そのミライ企業と若者のミライが共にひろがるプラットフォーム創りを目指しています。
企業や行政・大学等と協働で、ミライ企業を広く社会に伝え、未来を担う若者の力を引き出し、そして両者を繋ぐなどより良いミライづくりのためのイノベーション・プラットフォームを目指して、このプロジェクトを全国に拡げていきたいと考えています。
若者以上に親やまわりの大人の大企業志向が強いこの日本において、地域発展などの社会的理念実現に本気で挑戦している地域の企業に目が向きつつある時代に、私たちは地域にとってそしてこの日本にとってより良い未来を全国の同じような志を持った仲間と共に創っていきます。
今では仲間は沖縄を始め広島、三重と拡がってきていますが、同じ思いを持った仲間とさらに全国に拡げていきたいと思っています。
ミライ企業というカテゴリーを確立することで若者の働く価値観を変えるとともに、
地域に根差したミライ志向の中小企業の成長による地域の発展を目指しています。
ミライ企業プロジェクトでは、より多くの大学生にミライ企業の魅力について知ってもらう機会を提供したいと考え、大学のキャリア教育や経営学の授業で、ミライ企業図鑑(冊子)の活用を進めています。
8月末現在で、関西圏10大学・約1000名の学生に向けての実施が決定しています。(実施が決まった大学の一覧は<協力大学一覧>参照)
授業は学生たちが働くことについて主体的に考えられるよう参加型学習のスタイルで実施し、ミライ企業の経営者や社員をゲスト講師として迎え、企業が大事にしている理念や目指す未来、社員から見た自社の魅力を直接学生に向けてお話いただくような授業も実施しています。
受講した学生からは「選んだ企業で働いている自分を想像する中で、働くことは楽しいことなのではないかと考えることができた」「図鑑には個性あふれる企業がたくさんあってとても興味が湧いた」といった声が挙がっています。