ミライ企業図鑑 | 地域の中小企業と若者のミライが共にひろがるプラットフォーム


専門家コラム

本気の経営者と共に挑戦。学生も企業も変わるきっかけに


山中 昌幸(やまなか・まさゆき:高校教師を志望していたが海外で日本の教育に疑問を持ち大手教育会社に就職後2001年にNPO法人JAEを起業し、10年間で1万人以上の青少年に夢を育む機会を提供。政府のキャリア教育モデル事業としても紹介され今日のキャリア教育普及に貢献。2012年に経済産業大臣賞、2013年に文部科学大臣表彰受賞。2013年に代表を引き継ぎ、現在はフリーで活躍中

志とアントレプレナーシップ(起業家精神)を持った若者を輩出するために小学生から大学生対象にキャリア教育を実施している。大学生には約3~6ヶ月間の長期実践型インターンシップをコーディネートし、延べ500人以上の学生と、延べ200社以上の志の高い経営者の中小・ベンチャー企業の経営者を繋いできた。学生たちは学業との両立に苦労しながらも乗り越え、やり切った学生たちが人間的に大きくひとまわりもふたまわりも成長する様子を多く見てきた。

例えば某老舗企業での新規事業企画開発。数名の企業の新商品や新サービス企画の開発に携わることが多いが、経営者は未来のために今やっておきたいと思っているが既存の社員を充てるほどの余裕がないので、マーケティングリサーチなど学生にアイデアをカタチにするところまでを担ってもらうパターンが多い。言わば学生事業開発室である。企業にとっては本業に追われる中で未来への足がかりを得ることができ、学生にとってはアルバイト的なルーティンワークではなく事業開発や新商品開発など仕事を創る現場に携われることになる。簡単なハードルではないが、ゼロからイチを生み出す経験は学生の価値観を大きく変えるきっかけになることが多い。

しかしその大半の学生は東京に本社のある大企業に就職してそのまま働いていく。大企業に就職することは決して悪いことではないが、せっかく学生時代に中小・ベンチャー企業で挑戦したので、東京に行って大企業で力をつけてからでもいいので、中小企業で事業開発や起業するなど、力を発揮してほしいと思う。

一方で、長期実践型インターンシップをしてそのままそこの会社に就職したり、あるいは別の中小企業で働く学生も多くはないが存在する。その彼らを見ていると中小企業は一人ひとりの役割が大きいため、若いうちから任せられる仕事が大きい分、さらに成長し、そして自ら会社内で事業開発など主体的に働き、そして利他の心を持って挑戦し続けて輝いている。ある学生は東京の大企業に内定が決まったのだが、経営者とも距離が短くスピード感ある中小企業の魅力を感じ、そこで知り合った中小企業に就職をして「大変だけどやりがいがあります!」と言って頑張っている。そんな彼らを見ていると、こんな若者達が増えればきっと社会は変わるのではと期待が高まる。

山中 昌幸(やまなか・まさゆき:高校教師を志望していたが海外で日本の教育に疑問を持ち大手教育会社に就職後2001年にNPO法人JAEを起業し、10年間で1万人以上の青少年に夢を育む機会を提供。政府のキャリア教育モデル事業としても紹介され今日のキャリア教育普及に貢献。2012年に経済産業大臣賞、2013年に文部科学大臣表彰受賞。2013年に代表を引き継ぎ、現在はフリーで活躍中


お問い合わせ