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ミライ企業図鑑

地域の課題を解決する手段を事業化し、沖縄全体の課題解決へ


地域の課題を解決する手段を事業化し、沖縄全体の課題解決へ

「廃棄物はもはや資源である」をモットーに、産業廃棄物処理・リサイクル業、建設業を営む「街クリーン」(南城市)。地域の課題を自社で解決するシステムを事業化しながら、順調に業績を伸ばしている。「自社の事業拡大だけではなく、沖縄全体の問題解決に向けて具体的なアプローチに取り組んでいる」と語る、赤嶺太介社長の実現したいミライについて聞いた。

――事業の目的は?  

「廃棄物はもはや資源である」をモットーに、我々の生活の中で出てくる廃棄物をあらゆる形で再資源化しています。具体的には、産業廃棄物の処理や解体工事、肥料生産、農業という部門ごとに事業を展開しています。

 

私が父から会社を継いだ2000年当時は、産業廃棄物と解体工事で出るコンクリート片を業者から引き取り、道路の路面材に加工していました。

 

ある時、当時の解体業者から「街クリーンだったら、多少異物が混ざっていても大丈夫。」と言われている噂を小耳に挟み、悔しい思いをしました。

 

当時は建設リサイクル法に基づく分別の義務に対するモラルが低い傾向がありました。モラルの低い解体会社から分別されていないコンクリートを引き受けていたら、分別の作業が社員の負担になるばかりでなく、製品化する際に品質が下がってしまいます。

 

そこで、リサイクルの質の向上や産廃処理現場のモラルの向上を図る目的のためにも、解体工事の現場から関わることを決めて、解体工事部門を立ち上げました。

 

――目的を果たすための方法は?

私は二代目なので、会社を継いだ当初は組織を作ることが一番難しかったです。

社員が増えてくると価値観も多様化してきます。そうすると社員全員の人心掌握が、なかなか出来なくなりました。経営者として圧倒的な経験不足を感じました。

 

そこで、自分自身を変えなくてはいけないと思い、大学に入学し、そこで自分よりも年上の経験豊富な人生の先輩と出会えたことが財産になりました。さらに、業種間交流で経営者同士の付き合いが増えていく中で、経営者は自分を高めていかなければいけないと気づかされました。それ以降は、社長の私自身が社員に、事業の意義を明確に伝え、会社の成長にどうつながるかを社員一人ひとりに理解してもらえるようにコミュニケーションを大切するようになりました。

 

組織においては、経営理念や行動基準や社訓をつくり、目に見えるよう明文化した上で週に一回の全体朝礼を実践しています。社員には、経営者として日頃から、経験に基づいた様々なケースの話しをしています。時には、私自身の失敗談も話しながら、社員との「価値観の共有」に重きを置くようにしています。

――実現したいミライは?  

沖縄全体でも言えることですが、世界的にも産業廃棄物の処理が完璧にできているとは言い難い現状があります。我々は「沖縄のゴミは沖縄で解決する」というビジョンを持っています。そのビジョンを成功させるために、自社で解決するシステムを事業化しながら、産業廃棄物の資源化を進めていきます。

 

最近では、加工食品メーカーから残債を引き取って堆肥をつくり、野菜を生産する「食品リサイクルループ」の取り組みも始めました。将来的には、県内スーパーにも働きかけて枠組みを広げていくつもりです。

 

また、自社の事業拡大だけではなく、沖縄の様々な環境問題に対して官民問わず協働しながら、沖縄全体の産業廃棄物の問題解決に向けて、具体的なアプローチに取り組んでいきます。

企業/団体情報

企業/団体名 街クリーン株式会社
代表者 赤嶺 太介
所在地 〒901-0616 南城市玉城字前川1188番地
電話番号 098-948-7006
従業員数 130名 (※パート・アルバイトを含)
平均年齢 46歳 (※パート・アルバイトを含)
URL http://www.machi-clean.co.jp
事業内容 産業廃棄物処理・リサイクル業、建設業(解体・土木工事)、農業
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