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社員全員に「人生の大当たりくじ」を。夢を全力で応援する会社


社員全員に「人生の大当たりくじ」を。夢を全力で応援する会社

沖縄県下の補聴器シェアの約7割を占める琉球補聴器(那覇市)。補聴器を通じて、聞こえる生活、楽しい人生を届けるため、顧客を一軒一軒訪問する巡回サービスで業績を伸ばす。「社員のみんなに人生の大当たりくじを引いてほしい」と願う森山賢社長に、実現したいミライについて聞いた。

 

 

 

 

―事業の目的は?

社員みんなに人生の大当たりくじを引いてほしい、生きる目的を見つけて、その夢を実現してほしいということです。

琉球補聴器は父親の会社でしたが、私は会社を継ぎたくなく東京で就職しました。転機となったのは、30歳のとき、いつも自分のことを考えてくれていた母親が難病で亡くなったことです。親孝行ができなかったことを悔いた私は、母親が最も大事にしていたことを代わりに大事にしようと決意、それは父であることに気づき、32歳で父の会社に入社しました。

社長を引き継いで3年目にビジョン研修を行い、社員に実現したい夢とその阻害要因を書き出してもらいました。その時出てきた阻害要因のほとんどが、「社長は本音で語り合える社風を作っていない」「相談役(父)と社長では思いに差がある」など私に関するものだったのです。

翌日、「気づかせてくれてありがとう」とお礼を言うものの、心の中ではみじめさ、恥ずかしさなど負の感情でいっぱい。どう振る舞っていいかわからず極限状態に追いやられたその時、ふと浮かんだのが、「批判は、会社への愛情や私に対する期待の表れなのではないか」という考えでした。

その瞬間、涙の理由が変わり、今残っている社員に「人生の大当たりくじを引いた」と思ってもらう会社にすることを強く決意したのです。

 

 

――目的を果たすための方法は?

トップダウンを止め、一人ひとりに主体性をもってもらうことです。

働き方は生き方。働くことに自主的になれば、人生にも自主的になれます。自分の人生を主体的に生きてほしいと思っています。

そのために、全員参加経営の一環として、毎日1時間本気の朝礼を実施しています。朝礼は社員が持ち回りで進行することで、自分の考えを言い、思考をポジティブにする訓練の場にしていきました。

また、従業員とともに2年をかけて社訓を作り、コミュニケーションのあり方を少しずつ変えていきました。私がトップダウン的な関わり方をやめるだけではなく、上司が部下に、部下が上司にどう関わるかも、社員の自主性を伸ばすうえでは大切です。

すぐに変わるものではありませんが、何百回もやり続け、信じて待ち続けることが大切だと思っています。

もう一つは、自分の夢を全員にプレゼンし、応援者が多い企画を会社のお金で実現する「夢コンテスト」に取り組んでいます。部下や家族ができたり子どもが大きくなったりすると、自分の夢は後回しになってしまいます。夢を「懐かしむもの」ではなく「実現するもの」として捉え、人生を楽しく生きてほしいと思っています。

─実現したいミライは?

「働くことが楽しい、学生よりも社会人の方が何百倍も楽しい」と全員が思える会社をつくることです。

社員がそんなふうに働いていれば、社員の子どもも「早く大人になりたい」と思うようになり、その周囲の子どもにも広がると思います。まずは当社スタートでそんな社会人を増やし、沖縄へ、日本へと広げていきたいです。

企業/団体情報

企業/団体名 株式会社琉球補聴器
代表者 森山 賢
所在地 〒902-0067 那覇市安里1-8-13
電話番号 098-863-4133
従業員数 43名(※パート・アルバイトを含)
平均年齢 35歳(※パート・アルバイトを含)
URL http://www.ryukyuhochoki.com
事業内容 補聴器販売及びメンテナンス
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