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ミライ企業図鑑

「介護」という枠にとらわれず、子どもたちに憧れられる生き方をしたい


「介護」という枠にとらわれず、子どもたちに憧れられる生き方をしたい

古民家を利用したデイサービスと、サービス付き高齢者向け住宅を運営する「TRUST Relation」(和泉市)。お客さまが悔いのない最期を迎えられるよう、家族のような立場で一人ひとりの人生に寄り添う介護事業を展開しながらも、常に新しい取り組みを模索している。「介護という枠にとらわれず、子どもたちに憧れられる生き方をしたい」と話す田井大介社長に、目指すミライについて聞いた。

ミライについて語る田井大介社長

――事業の目的は?

仕事を通じて育まれる「価値ある生き方」や「人間関係」を子どもたちに残していくことが事業の目的です。介護の仕事を例に挙げれば、利用者の方のお通夜に参列したときに、ご家族と笑顔で思い出話に花を咲かせたり、学校から帰ってきたスタッフの子どもたちが施設に遊びに来て、利用者さま達とおしゃべりしたり……。そういったことが当たり前に行われる場を残していきたいと考えています。

 

根底にあるのは、子どもたちに憧れられる生き方をしたいという思いです。そのために大切なのが、何よりもまず自分たちが楽しむこと。介護職が心の底から楽しんでいれば、利用者さんにも伝わりますから。

 

最近、その大切さを改めて実感するできごとがありました。2019年末から検討していた新しい施設の建設について、図面が仕上がり、家賃を決めるところまで話が進んでいました。でも、コロナ禍だし、建築コストが高騰しているから家賃を高く設定しなければならなそうだ……。そんな不安が会議中の空気を重くしていたので、「一回やめるか!?無理して大きい施設を建てても大変やから」とみんなに提案したんです。

 

その瞬間、みんなの肩の力が抜けたことがわかったので、計画を白紙に戻しました。そして当時の自分の希望として「利用者の方々やスタッフ、子どもたちに健康な食事を安定的に提供するために本気で農業をやりたい」と話したところ、みんなが笑顔になって、どんどん前向きな意見が出てきたので、自分たちが楽しみながら介護の事業を続けていくためにも、農業をやることに決めたんです。

 

――目的を果たすための方法は?

これまで同様、よそにはない自分たちらしい楽しい空間をつくり、利用者さま一人ひとりの人生に寄り添うサービスを積み重ねていくことです。

 

一般的にご家族から利用者さまをお預かりする介護業界は、ケガをしないように外出を控えるなど、リスクを回避したがる傾向がありますが、当社では、末期がんにより余命2週間の方でも行きたいと願う場所があれば、ご家族に代わって一緒に出かけることもあります。

 

また、身寄りのない入居者が亡くなられたときは、ひとつ屋根の下で暮らしてきたお友達に最後のお別れをしていただくため、施設内で葬儀を行い、みんなでお見送りさせていただいています。2021年1月には、ご縁があったすべての人に納骨していただける“みんなのお墓”プロジェクトもスタート。当社従業員からはすでに「自分が亡くなったときは、そこに入りたい!!」という声が聞こえています。

 

どの取り組みも、仕事上の“義務”としてやっているわけではありません。私たちがやりたいと思ってやることが大切なので、以前から「介護事業をやっているだけの会社じゃない」とスタッフには言ってきましたし、農業に挑戦するのもその延長線上です。

 

畑にはじいちゃんばあちゃんやちびっ子たちを招き、収穫体験を提供したいというビジョンを描いていますが、家庭菜園にとどめておくつもりはありません。やるからには事業として成立させ、納税できるところまでもっていきたいので、私自身、アグリイノベーション大学に入り、農業技術や農業経営について学んでいます。

――実現したいミライは?

私たちの仕事に対する共感の輪を広げるために、どんどんおもしろいことに挑戦していきたいです。前述した農業もそのひとつ。「介護職」の枠を超えて楽しく、笑いながら仕事をして、子どもたちの憧れの存在になれたらと思っています。

 

自分たちがワクワクする取り組みとして、2021年中には障がい者が生活するグループホームと就労支援事業所を開設し、農業を中心に彼ら彼女らがイキイキと働ける場をつくっていきたいと考えています。

 

きっかけは、農福連携の先駆者の方から「実は、障がい者の人たちは僕たちよりもポジティブに物事を考えられるうえに、根気強いといった特殊能力を持ち合わせているのに、社会的弱者と呼ばれていて、いろんなことを制限されている。それを僕らがどんどん解除していきたい」と聞いたこと。そのとき、この人かっこいいな、純粋にやりたいなと思いましたし、「主体的に関わりたい」ということで見学に連れて行った幹部も身を乗り出して話を聞いていました。

 

振り返れば、農業を本気でやりたいと願っていた結果、必要なことが後からついてきたという感覚ですね。

 

――学生とともに実現したいことは?

学校の出前授業で「新しい部署を立ち上げるなら何をしたいか?」というテーマで考えてもらうときにも話していることなのですが、「まずはおもしろいかどうかが基準で、おもしろいことを継続させるためにどうすれば儲けられるか、という順番で考えてほしい」ですね。

 

実際に、学生からもらった「畑で育てた野菜を高齢者と一緒に売って回ったらどうか」という提案は実行に移す予定です。軽トラックに朝採れの野菜を積み、認知症のじいちゃんばあちゃんと一緒に在宅介護で頑張っている家庭を訪問すれば、きっとご本人やご家族の光になる。そんなふうに、知恵と工夫で会社を盛り上げてもらえたらうれしいです。

企業/団体情報

企業/団体名 株式会社TRUST Relation
代表者 田井 大介
所在地 和泉市黒鳥町1-14-18
電話番号 0725-39-1124
従業員数 48名(※パート・アルバイトを含)
平均年齢 38歳(※パート・アルバイトを含)
URL http://trust-r.jp/
事業内容 介護事業

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