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ミライ企業図鑑

それぞれが望む働き方を尊重する会社


それぞれが望む働き方を尊重する会社

食品や殺菌剤を瓶やレトルトパウチ、ボトルなどに詰める「充填機」の製造・販売を行う「ナオミ」(箕面市)。お客さまの生産効率を高めるために各社の課題に向き合うきめ細やかなサービスで、全国各地に顧客を増やしている。「それぞれが望む働き方を尊重し、みんなが幸せになる会社」を作りたいと話す駒井亨衣会長に、目指すミライについて聞いた。

新)駒井さん

カメラに笑顔で応える駒井亨衣会長

 

――事業の目的は?

働くみんなが幸せになれる会社づくりです。なぜなら「ここで働けて幸せ」と思えてはじめて、お客さまに良いものを提供できるからです。

 

 先代社長だった私の父は、昭和時代にありがちなワンマン経営者でした。父のもとで自主性が失われていく社員を見て、これではいけないと衝突を繰り返していたある日、「それなら、お前がやれ!」と言われ、未熟なまま社長に就任しました。

 

 私には2人の子どもの不登校で深く悩んだ時期がありますが、「子どものありのままを認めよう」と思えるようになってから状況は好転しました。社員教育も、子育てと同じです。

 

「あなたがいてよかった」と伝え、「やっていいよ、お願い」と信頼して任せること。ありのままを認めることで社員のモチベーションが上がり、主体的、積極的に仕事に関わっていくようになります。「どう働くか」はすなわち「どう生きるか」。社員が正直に生きられる会社をつくりたいと思っています。

 

――目的を果たすための方法は?

お客さまである食品工場の多くが、近年、深刻な人材不足やコロナ禍に伴う衛生観念の高まりを背景に「作業工程を機械化したい」と望まれています。

 

当社は充填機でその社会課題を解決する会社として、なるべく人手をかけずに、もしくは人の手を介さずに製品を作り続けられる環境づくりをお手伝いしています。 それぞれのお客さまに標準品をただ販売するだけではなく、どうすれば人手が少ないなかでも生産性を高められるかを考え、一緒に機械をつくるところから取り組んでいます。

 

また、営業所を毎年一つずつ地方に開設し、お客さまから「安心」と言っていただける “地域密着型”の営業体制を構築していることや、変化に柔軟に対応していく経営も当社の強みです。お客さまの身近な存在となるべく、安心感や信頼感を醸成させてきた成果が、コロナ禍での増収増益として結実したと考えています。

 

この強みを伸ばし続けるためには、社員の人間力を高めることが欠かせません。そのために私自身がまず、一人の人間として未熟な部分も本音で開示することを心がけています。社員に向けてメールマガジンを毎月発行していた社長時代は、父親との確執や子どもとの関わりについてなど、「よくここまで書くな」と言われるほど、自分をさらけ出していました。

 

会社でも経営者や上司が弱音を吐かなければ、若手も弱音を吐けません。家庭でも親が弱音を吐けなければ、子どもも弱音を吐けません。人間が生きていくうえで、弱音を吐ける場があることはとても大切だと考えています。

 

2014年、京都の街中に創設した“みんなが羽やすめできる居場所”「学び舎 傍楽(はたらく)」はまさに弱音を吐ける場です。2018年からはコンセプトを「すべての年代の人が孤独にならない社会へ」と改め、若者を中心としたさまざまな世代を対象に、社会貢献活動として運営しています。

新)画像②

――実現したいミライは?

今以上に、自由な発言と認め合いが当たり前の会社にすることです。

 

そのために大切にしているのが、社員を50人以上に増やさない「1クラス経営」。表面的なコミュニケーションではなく、痛みを伴っても、踏み込んで、ひとりの人間として付き合っていくには、お互いの顔が見える「1クラス」が限界だと考えています。

 

コロナ禍をきっかけに気づいたのは、どう働きたいかは人によって違うということ。「チームとしてやっていくのがいい」という私たち経営陣の想いが強すぎたからか、お金が欲しい、家庭やプライベートの時間を大事にしたいという社員のニーズに気づけなかったんです。

 

今後のテーマは、個々が望む働き方を最大限尊重すること。家庭を持っている人も多いので、父が定時で帰り、家事や育児に参加できる仕組みを整えていきたいと思っています。実際、不登校の子どもがいる家庭には、子どもに寄り添おうという意識が乏しい父親がとても多い。家庭は人が生きていくための基盤だということを改めて実感しています。

 

――学生とともに実現したいことは?

学生さんにとっては、会社は敷居が高い存在でしょうから、「傍楽」で社会に慣れる時間を通して、働くことや社会に出ることへのハードルを下げてもらえたらと思っています。そこで「この人と一緒に働きたい」と思う人と出会えれば、おのずと前向きな気持ちになれるのではないでしょうか。

 

もちろん、運営側として関わっていただくのも大歓迎。私たちは黒子として、学生さんたちがやりたいことをお手伝いしたいと思っていますので、積極的な参加をお待ちしています。

企業/団体情報

企業/団体名 株式会社ナオミ
代表者 駒井 亨衣
所在地 〒562-0031 箕面市小野原東1-2-83
電話番号 072-730-2703
従業員数 39名(※パート・アルバイトを含)
平均年齢 37歳(※パート・アルバイトを含)
URL https://www.naomi.co.jp/
事業内容 充填機総合メーカー

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