ミライ企業図鑑 | 地域の中小企業と若者のミライが共にひろがるプラットフォーム


ミライ企業図鑑

映画版「ドラえもん」のように仲間同士で助け合える会社に


映画版「ドラえもん」のように仲間同士で助け合える会社に

免震など、安全性の高い橋梁部品の製造をメインに、建築事業も展開する「佐野テック」(三重郡)。橋梁部品では、他社ブランドのOEMを含め、全国およそ3割のシェアを誇る。映画版「ドラえもん」のように、仲間が自然と助け合えるような会社でありたいと話す、佐野明郎社長の目指すミライについて聞いた。

画像①
ミライについて語る佐野明郎社長

――事業の目的は?

当社の仕事は、人や物流に欠かせない橋を支える「地図に残る仕事」です。それを、社員が格好良くできるような会社を目指しています。

格好良いとは、例えば社員が、家族を中心に据え、趣味などのプライベートも充実した上で、いい仕事ができること。また、喧嘩ばかりしているテレビ版の「ドラえもん」ではなく、映画版の「ドラえもん」のように、自然と仲間たちが助け合い、困難を乗り越えていけることです。

私が佐野テックに入社した当時は、仕事=言われたことをこなす、という時代。社員は指示に従っていればいいという風潮でしたから、休日出勤も当たり前で、働くことの意義なんて考えたこともありませんでした。

私が社長なってすぐ、20歳のある社員に、「僕はこのまま、ずっと部品の組み立てをするのですか」と聞かれたのです。この一言に、頭をガツンと殴られたような気がしました。それまで目の前の仕事優先で、社員の将来やキャリアの事まで考えたことがありませんでしたが、この一言で一気に意識が変わりました。

 

――目的を果たすための方法は?

仕事はあくまでも、ライフスタイルを充実させるための一つのツールだと考えています。趣味や家族との時間など、一人ひとりがプライベートを充実させてこそ、仕事へのモチベーションもアップするからです。

ですから、社員が有給休暇を取るときは、気兼ねなく休めるように配慮しています。特に理由も聞きませんし、上司はもちろん、社員同士でも詮索しないようにと伝えています。そのため、社員全員揃う日が珍しいくらい、毎日誰かが休みを取っています。

そうして、好きなときに休めるようになると、「自分が休んだときは仲間たちがフォローしてくれた」と、他の人の休みも自然とフォローするように。仲間同士、助け合う風土ができあがっているので、みんなが好きなときに有休を取りながらも、現場に支障が出ることはありません。

また、助け合い、ライフスタイルを楽しみながら働ける環境は、仕事のやりがいアップにもつながっているようです。

新)画像②_リサイズ後

――実現したいミライは?

65歳(2017年9月)には、社長を娘に譲りたいと思っています。

今はやはり、私だから取引をしているという企業も多い。会社が今後も成長していくため、若手リーダーが年長者に気を遣わず意見を言い合える場を作るなど、次の世代が力を発揮できる環境整備を進めています。

経営の経験がまだ浅い娘を助けてくれるのは、他ならぬ社員たちです。社員みんなが仲間となり、社員一人ひとりが格好いい生き方ができる100年企業を迎えるのが理想のミライです。

企業/団体情報

企業/団体名 株式会社佐野テック
代表者 佐野 明郎
所在地 〒510-1251 三重郡菰野町大字千草5051-9
電話番号 059-391-0200
従業員数 66名
平均年齢 35歳
URL http://www.sano-tec.jp
事業内容 橋梁事業 ー 橋梁関連部品製造(免震支承金物、橋梁ジョイント、落橋防止装置)、建築事業 ー 住宅・工場・店舗等の新築・増改築・リフォーム・リノベーション(木造・鉄骨)
お問い合わせ