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ミライ企業図鑑

聴覚障がい者の課題解決で地域の雇用促進を


聴覚障がい者の課題解決で地域の雇用促進を

話し手の音声をスマートフォン、携帯電話経由で沖縄センターのオペレーターが聴き、即座に入力し、聴覚障がい者のIT端末(パソコン、タブレット、スマートフォンなど)の画面に文字表示する「e-ミミ」。この画期的な仕組みを展開しているのが「アイセック・ジャパン」(うるま市)だ。バリアフリーの実現によって雇用を増やしたいと語る辻本隆副社長に、会社のミライのあり方を聞いた。

画像① (10)ミライについて語る辻本隆副社長

――事業の目的は?

真にバリアフリーな社会を実現するのが目的です。今後さらに高齢化が進行すれば、聴覚に障がいを持つ人はおそらく10人に1人くらいまで増えるでしょう。耳が聞こえにくくなると、コミュニケーションをとりにくくなることで外出の機会が減り、閉じこもりの原因になります。そんな人に満足のゆくコミュニケーションを実現する仕事によって雇用の受け皿を作り、地元である沖縄や、事業所を開設予定の福井県の失業率を改善したいと考えています。

ITを活用すれば、全国どこででも仕事ができます。そのメリットを活かし、地域の雇用活性化を図りたいのです。

――目的を果たすための方法は?

聴覚障がい者は、スーパーに行くにも、銀行を訪れるにも、誰かが付き添って通訳しなければ用事を済ませることすらできません。そんな人が一人で行動できるようにと展開しているのが、世界最速の音声認識エンジン「e-ミミ」。スマートフォンなどの携帯電話を通して聞こえてきた音声を、2人のオペレーターが即座に文字入力し、IT端末画面に表示することで、リアルタイムで文字によるコミュニケーションが図れます。

「e-ミミ」の特徴は、音声認識ソフトを利用するのではなく、人の手で音声を入力変換する点にあります。話し言葉を会話スピードに合わせて、正確に変換するのは、人でなければまだ無理です。そして、良質なサービス提供のためには、オペレーターのスキルアップが重要。入力測定を毎月実施するなど、技術鍛錬を重ねています。

画像②■地域貢献型社員研修のプレゼン大会「ミライチャレンジカップ」にて最優秀賞を受賞

地域貢献型社員研修のプレゼン大会「ミライチャレンジカップ」にて最優秀賞を受賞

――実現したいミライは?

聴覚障がい者にとっての真のバリアフリーとは、どこに行っても字幕があり、コミュニケーションに不自由しない世の中。アメリカでは、聴覚障がい者に代わって電話をかける「リレー電話サービス」や「字幕電話」が定着しています。

そんな中、日本でも「e-ミミ」や「リレー電話サービス」「字幕電話」の認知度を上げて、真のバリアフリー社会の実現に貢献したい。しかも、料金がかからない形でサービス提供したいんです。それには、国を動かすことも必要かもしれません。

耳が悪いから余計な費用がかかるのはおかしい。聞こえないことが障がいではなく、多様性の一つととらえられる社会の実現が、私たちの目指す理想のミライです。

企業/団体情報

企業/団体名 株式会社アイセック・ジャパン
代表者 一瀬 宗也
所在地 〒904-2203 うるま市字川崎468 いちゅい具志川じんぶん館1階
電話番号 098-972-6888
従業員数 87名(※パート・アルバイトを含む)
平均年齢 32歳(※パート・アルバイトを含む)
URL http://www.iscecj.co.jp
事業内容 モバイル型遠隔情報保障サービス(e-ミミ)
ビジネスライブチャット関連サービス提供
インターネット販売 ・ITスキル向上支援  


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