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ミライ企業図鑑

「やさしい心くばり」でみんなを笑顔に


「やさしい心くばり」でみんなを笑顔に

読谷村の特産品である紅いもを使った「紅いもタルト」をはじめ、沖縄の素材にこだわった安心安全のお菓子を提供している「御菓子御殿」(読谷村)。沖縄の活性化のため、商品には地元の素材を使い、地域の雇用も生み出している。創業からの理念の浸透を進める澤岻千秋(たくし・ちあき)専務が目指すミライについて聞いた。

――なぜこの事業を始めたのか

レストランの一角で販売していたアメリカ仕込みのドーナツやチョコレートケーキ、アップルパイが人気となり、お菓子の事業を興しました。沖縄の素材にこだわった商品づくりをどんどん発信して、沖縄を活性化したい。

 

「やさしい心くばり」をモットーにお客さまに安心安全なできたての美味しいお菓子を食べていただきたいという想いがありました。この想いや理念を自分たちが理解し、自分の言葉で伝えられるようになるために、13年前に、本部長や役員など理念を伝える立場にある人が全員集まり、理念の再構築に取り組みました。会社として大事にしていることを社訓として明文化してみると、創業者の理念と重なっていることに気づきました。 

 

また、人材育成に力を入れ、共に育つ教育の仕組みや風土を根付かせることで、誰もが楽しく仕事ができ、豊かな生活ができる環境を実現したいと考えています。

 

――具体的な内容は?

看板商品である特産を使った「紅いもタルト」は読谷村の村おこし事業がきっかけです。「紅いもタルト」は無添加無着色の素材にこだわり、沖縄素材を活かした地域密着型で沖縄発の銘菓づくりに取組んでいます。

 

おかげさまで長年の努力が実を結びまして、2019年、全国の旅行会社が投票で選ぶ『第40回プロが選ぶ観光・食事・土産物施設100選』の土産物施設部門で、読谷村の御菓子御殿が全国1位に選ばれました。

 

人材育成では、経営を支える中間層を育てるため、数字やマインドを勉強する「樹の会」を開催し継続しています。そこで各部署・部門ごとに様々な意見やプロジェクトが生まれ、取締役会の議題になります。最初は異なる意見の言い合いになりましたが、話し合いを通じて互いに成長し、それぞれが「自分で考えて」行動できるリーダーが育っていると思います。

 

また、私たちがしてきた事業を知らない世代に、大学での授業などを通して「コツコツ積み上げていくことの大切さ」を伝えることに積極的に取り組んでいます。

――実現したいミライは?

 ISO22000に続き、厳しい国際品質基準であるFSSC22000の認証の取得に取り組んでいます。国内のみならず海外まで多くの人においしいお菓子を食べてもらうために、できる限り添加物に頼らない方法で消費期限を延ばしたい。安全・安心を基本として品質を極限まで高めたいと思っています。 海外への対応の一環としては、16億人規模のイスラム圏市場に向けたハラール認証も取得しています。

 

一方、高齢化に伴い、紅いも農家の担い手が減っている現状があります。これまでは、農業とわたしたちはあくまで「共存」という考えで、その分野には決して介入しなかった。しかし今は、助け合わなくてはならない状況になっています。農家の想いを理解した社員がお菓子を作り、販売することは、当社の理念にもつながりますから、新卒社員が農業を手伝うなど一次産業にも関わりながら、新たな六次産業化のモデルを作っていければと思います。

企業/団体情報

企業/団体名 株式会社御菓子御殿
代表者 澤岻 英樹
所在地 〒904-0328 中頭郡読谷村字宇座657-1
電話番号 098-958-7333
従業員数 476名(※パート・アルバイトを含)
平均年齢 44歳(※パート・アルバイトを含む)
URL http://www.okashigoten.co.jp
事業内容 和洋菓子の製造・販売/レストラン・カフェ・テーマパークの運営


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